前略ジブリ様 ありがとうございます。
ジブリ作品画像が使えるというのは、ありがたいですね。
2020年09月18日、スタジオジブリが場面写真の提供を開始しました。
今月からスタジオジブリ全作品の場面写真を順次提供することになりました。
今月は、新しい作品を中心に 8作品、合計400枚提供します。
常識の範囲でご自由にお使いください。
とのこと。
「常識の範囲でご自由に」というところがとても文学的なところではございますがありがたいですね。
ジブリのブログ記事なんかで使わせてもらえるとありがたい限りですね。
スタジオジブリの言う「常識の範囲でご自由に」とはどういうことか?
著作権とはなにか?
引用とは何か?
無断転写は罪になりますよ!とか
画像を使わせてもらうにはとてもリスクが伴いますね。
「アメリカの某、夢の国関連」と「ジブリ」はヤバいと常ずね噂になっておりました。
そんな中、スタジオジブリは
「常識の範囲でご自由にお使いください」
とのこと!
「常識の範囲」って何?
となり、著作権などを解説しているニュース番組もありました。
そんな中で、私が一番しっくりきた言葉がありましたのでこのページではご紹介したいと思います。
スタジオジブリのプロデューサー鈴木敏夫さんのこの一言に尽きると思います。
「誹謗中傷はやめてね」
と言っています。
わかりやすい!
作品を傷つけたり、作品を使って誰かを傷つけなければ、使っていいよと言ってくださっています。
http://www.ghibli.jp/info/013344/
作品の死は、忘れ去られた時に訪れる ジブリも恐れる忘れられる怖さ
作品作りは産みの苦しみがあり、作者の子供として作品に命が宿るのであればいつかその作品にも死が訪れます。
作品の死とは何か?
TOKYO FM 80.0「ジブリ汗まみれ」の中で、
スタジオジブリのプロデューサー鈴木敏夫さんは「忘れられた時」だと言っています。
誰の心の中からも忘れ去られてしまった時に作者やその作品に本当の死が訪れると言っています。
「著作物は、誰かが読んで、見て、聞いてくれないと意味がない。
常に世の中の人に楽しんでもらい、話題に上がる、それが一番重要、でないと作品が消えていってしまう」
その恐ろしさから今回の解放に踏み切ったといいます。
日本でも八百万(やおよろず)の神さまが存在し「物」や「作品」にも魂や命が宿るとされてきました。
スタジオジブリの作品の中で度々出てくるそれらの神さまや妖精もまた忘れ去られてしまうことで命を落としてしまいます。
西洋でもたくさんの神さまや妖精がいます。
ディズニーのピーターパンで登場するティンカーベルをはじめとする妖精たちも「妖精なんて◯◯い」と言われてしまうだけで死んでしまいます。
今回の解放されたジブリ作品の中で「千と千尋の神隠し」があります。
主人公の女の子・千尋(ちひろ)が神さまの居る世界に迷い込み成長する物語ですが、
この作品も一つのキーワードは「忘れてしまう」ということの恐ろしさだったかもしれません。
「本当の自分の名前を忘れてしまうと帰れなくなる」
そう主人公に教えてくれたハクもまた本当の自分の名前を忘れていました。
映画館にて劇場公開された映画は、2019年1278本、7年連続で1000本を超える作品が産み出されいます。
テレビやネット配信なども合わせるとその数は計り知れません。
娯楽大量消費時代ともいえるコンテンツ戦争の中で私たちもまた、観たかった映画やアニメ、雑誌、小説など忘れているのかもしれません。